GALLERY 301
川尻 優子 個展
ガラス展
2021.7.2 ~ 7.12
- Statement -身近にある物や自然からインスピレーションを得て、思い描く景色の色や空気、時間をガラスで表現しています。夏の日の、異なる時間をイメージして作品を作りました。
- Review -川尻優子の器は鋳造法を用いて作られます。器の形を決めるのは粘土の原型。手早くガラスそのものを成形する吹きガラスとは異なり、じっくり時間をかけて形を追求できるところがこの手法の魅力だと川尻は言います。原型は裾野の広い山型や台地型をしており、これが器を伏せたときの形になります。完成時に原型で作った形の天地が反転させられて、自然体であると同時に意外性を感じさせる佇まいが生まれました。
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川尻 優子 Yuko Kawajiri1992 兵庫県生まれ
2014 神戸芸術工科大学 先端芸術学部 クラフト・美術学科ガラスコース 卒業 2017〜2021 神戸芸術工科大学 芸術工学部 アート・クラフト学科 実習助手 2021〜 富山ガラス造形研究所 研究科 入学 |