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GALLERY 301

清原由季 個展

どう動・どう銅・どうDo

2022.9.2 ~ 9.12

- Statement -

私は表現方法の一つとして刺繍を用いていますが、均一に整った糸目の滑らかな美しさを表す従来の手芸という枠の中での刺繍とは異なり、言うなれば油絵において筆のタッチが画家の息づかいを表すように、人物や動物の表情、脈打つ筋肉から、心情やそれらの持つエネルギーを、さらに一針一針縫い込む作業により時間の流れまでもをあらゆる素材を用いて表現してきました。今回の展示では新たな試みとして、金属である銅という素材を糸、布などの素材と合わせて使用する事により、柔・剛が交差し、溶け合い、世界観を広げる作用を起こしてくれたと思います。

- Review -

清原由季は刺繍のアーティストだ。刺繍を習ったことはないそうだから、“刺繍界のアール・ブリュット(専門的な教育を受けていない人による芸術)”といったところだろうか。清原の刺繍は指先で行われる緻密な作業というよりは、縫い目の大きさや向きもバラバラで、体全体を使ったアクション・ペインティングのような躍動感で観る者に迫ってくる。通常は手芸に使わないような素材をアップリケにすることもある。本展では特に、知人から譲り受けた廃材のなかに入っていた銅をフューチャーしている。

​作品には元ネタとなる写真があり、歴史やエスニシティに関わる主題が多い。カメラが瞬間的にとらえたイメージを刺繍という手間暇かかる作業で再び表現するとき、そのシーンにたどり着くまでに人類がたどってきた時の厚みも一緒に縫い込まれているようである。

清原由季 Yuki KIYOHARA

2011年頃より刺繍の技法を使い制作を始める。

​主な賞歴

2017年、2019年、2020年、2021年、2022年フランス サロン・ドートンヌ展公式選出
プラチナアート大賞最優秀作品賞
2021年、 日本・フランス現代美術展 優秀賞

グループ展

2015年、 堀尾貞治氏とのコラボ制作展示 神戸ギャラリー301
2016年、 Art Fusion NewYork
2017年、 The Hive Gallery&Salon
Los Angeles
2020年、 国立新美術館  2021年、パリ国際サロン

個展

2015年、2016年、2017年、2018年、 神戸ギャラリー301
2017年、 リフトアップ青山・東京

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