GALLERY 301 due
清原 由季 個展
ITOKAO - イトカオ -
2015.8.21 ~ 8.31
私は表現方法として刺繍を用いているが、揃った針目の美しさや細やかな手仕事の優美さが持ち味の従来の刺繍とはかなり異なる。どちらかと言えば、筆のタッチにより画家の息遣いが表現される油絵のそれに近いかもしれない。原始より獣の皮で身を包んできた人類が、いつの頃からか糸を紡ぎ、纏うことにより、寒さや陽射し、外界のあらゆる危険から身を守り、生身の身体を隠してきた…私の作品の中では、その糸により皮膚、細胞を表現し、表情、延いては内面まで裸にすることができれば面白いと思っている。
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清原由季
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