GALLERY 301
有田 大貴 個展
REVAITALIZE
2021.10.15 ~ 10.24
- Statement -広島を拠点に国内外で作品を発表してきた有田にとって、関西地方では初の個展開催となります。これまで取り組んできた千羽鶴やその焼却灰と抽象画を組み合わせた平面作品シリーズに加え、インスタレーション作品やパフォーマンスを収録した映像もふくめ、空間にコラージュするダイナミックな展示構成を予定。
生まれ育った広島という土地の要素を作品に取り込み、音楽を触媒として自身のエネルギーをさまざまな形態の作品にぶつけ、物質的に転換することを試みる内容となっています。作品を媒介として、コロナ禍で塞ぎ込み停滞した人々のエネルギーを "Revitalize"(新たな活力を付与) することを目論むものです。 「コロナ禍で溜まったうっぷんを晴らしたい」との談のとおり、熱量をポジティブなかたちに転換し生の感覚を取り戻していく様を是非ご覧ください。 主催:山本功(タメンタイ合同会社アートマネージャー) - Review -本展には、有田大貴が以前から続けているヒロシマのシリーズに加えて、 コロナ禍の最中に行ったライブペインティングの作品など新作が出品された。 いずれの作品にも共通するのは、有田の関心がカタストロフそのものと言うよりは、 その跡地に生まれる新たな生命、未来への希望に向いていることだ。 鮮やかな色彩のスプラッシュや、うねるように貼り付けられた折り鶴やキャンバスの 切れ端が画面に動きを与え、破壊のあとの創造、闇のあとの光を示唆している。
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有田 大貴 Taiki Arita●アーティスト略歴
広島県広島市出身。 2011年 米国アラバマ州立ジャクソンビル大学芸術学部グラフィックデザイン学科卒業 ●主な個展 2017年 「Genkidama -Energy Ball-」 / 横川創苑 (広島) 2017年 「Abstract & Silver」 / AUTOTEILLE(ドイツ・ベルリン) 2019年 gallery G selection 「The Ash of Hope –希望の灰-」 / gallery G(広島) 2019年 「A Flight of Prayers 〜祈りの飛翔〜」/ 直島本村ギャラリー(香川) 2019年 「On the Earth, in the Sky」/ Is' Art Galerie (マダガスカル・アンタナナリボ) ●作風 国内外から広島へ届けられる千羽鶴や、その焼却灰、自作の折り鶴を利用した絵画やインスタレーションなどを制作。千羽鶴やその焼却灰に「多様性」 「生と死」 などの解釈を加え、広島という自身のルーツを表現している。色彩豊かでエネルギッシュな抽象的画風が特徴。ロック音楽の歌詞に使われる破滅的な単語を制作プロセスに落とし込んだり、音楽を触媒として作品を制作している。 ●Website / SNS https://www.taikiarita.com/ https://www.instagram.com/taikiarita_art/ |