GALLERY 301
藤原 志保 個展
時の痕跡
2016.10.6 ~ 10.16
今回は墨と和紙の間で生じる現象の一つ「浸透」に焦点を当てました。筆で描いた表より裏の方がいい。墨の粒子が和紙を突き抜け裏面に固着する。テーマを見出し実験し表現することは興味深く楽しい。毛管現象を用いた実験作品です。
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藤原 志保 Shiho Fujiwara■ 作家HP
http://www.eonet.ne.jp/~fujiwara-shiho ISE CULTURAL FOUNDATION Web Galleryに掲載。 → http://www.iseny.org/shiho-fujiwara/ ■ 略歴 1944 兵庫県西宮市に生まれる。 少女時代水墨画に魅せられ水墨画家に入門。墨と紙の基本的な学習を積む。樹と森をモチーフに制作を続ける。1970 年代奄美群島に又、北海道根釧原野に単独旅行し、大木の根の力、強い造型に、又、地平線に垂れ込める暗雲に衝撃を受け「墨と和紙による抽象表現」を志す。 現在、兵庫県篠山市にアトリエを構え、「墨と和紙」による表現の研究を続け、モノクロームの抽象作品、立体、インスタレーションの制作に展開している。 ■ 主な受賞 1988 第8回現代美術今立紙展大賞 1996 兵庫県芸術奨励賞 2006 亀高文子記念-赤艸社賞 等を受賞。 2011 藤原志保作品集Ⅰ 墨&和紙 出版 ■ パブリックコレクション 東京国立近代美術館/東京 紙の博物館/東京 いの町紙の博物館/高知 越前市/福井 兵庫県立丹波文化会館/兵庫 三田市/兵庫 兵庫県立柏原病院/兵庫 神戸市立相楽園会館/兵庫 兵庫県立美術館/兵庫 SALON DU HYOGO/パリ 兵庫県国際交流協会/兵庫 セーヌ・エ・マルヌ県/フランス ノール県庁/フランス ノール県ヨーロッパ・コミュイテイセンター/フランス |