GALLERY 301
堀健 個展
There is no death. There will be but another world.
2019.04.05 ~ 04.15
断続的に繰り返される無と有によって
世界を切替えながら、それは在り続ける。 【There is no death. There will be but another world.】 (死は存在せず、生きる世界が変わるだけ) この言葉を作品のタイトルにしようと考えたのは作家の死生観によるところが大きいです。 死を終りと捉えるのではなく始点と終点を結ぶ直線上の一点に過ぎず、その直線は一本ではなく何本もの平行線があり、死という無自覚の一点によって他の平行線へと移動を繰り返していく=死は存在せず生き続けるという考え方です。生き続けるからこそ今という瞬間を常に自覚し続ける生き方が重要になるのではないでしょうか。それらを作品として表現し「今という瞬間」を鑑賞された方とともに自覚し続けることで各々の平行線の一点が限りなく近づくという減少が引き起こせれば面白いのではないかと思います。 同形状の作品が並ぶ理由 9点が一直線に並んだ作品はそれぞれが自分であり、他人であり、事象であり、変化を可視化するバロメーターのような役割を担わせています。また9点並んでいる理由に関しては(9)という数字が一点を基準とし対称点を複数取ることができる個数の魅力に惹かれたためで作品の展示数として採用しました。 樹脂板を変形させた作品【surface】 変化の瞬間を固定化した作品も今回は展示しています。「今その瞬間」にもし形があるのなら、どのような形をしているのだろうかという興味から制作した作品です。 |
堀健 Ken Hori1987年 大阪府生まれ
2012年 京都造形芸術大学大学院芸術表現専攻修了 2008年 個展・ギャラリーすずき/京都 2009年 第48回北陸中日美術展 佳作 金沢21世紀美術館/金沢 個展・ギャラリーすずき/京都 2010年 京展2010 京都市美術館/京都 個展・ギャラリーすずき/京都 2011年 個展・ギャラリー301/神戸 個展・ギャラリー勇斎/奈良 shift展・ギャラリー門馬/札幌 第49回北陸中日美術展 佳作 金沢21世紀美術館/金沢 個展・ギャラリーすずき/京都 2012年 京都美術・工芸ビエンナーレ2012 京都文化博物館/京都 個展・ギャラリー301/神戸 個展・ギャラリー月の庭/けいはんな記念公園 個展・ギャラリーすずき/京都 2013年 京都美術ビエンナーレ2013 京都文化博物館/京都 第13回KAJIMA彫刻コンクール 模型入選 個展・ギャラリー301/神戸 個展・ギャラリーマロニエ/京都 個展・ギャラリーすずき/京都 ULTRA AWARD 2013 Exhibition 〜異物と否物の共振・ART ZONE/京都 2014年 ULTRA×ANTEROOM exhibition ギャラリー9.5/ホテルアンテルーム京都 個展・ギャラリー301/神戸 個展・ギャラリーすずき/京都 2015年 個展・ギャラリー9.5/ホテルアンテルーム京都 個展・ギャラリーすずき/京都 2016年 個展・ギャラリー301/神戸 2017年 個展・ギャラリー301/神戸 2018年 個展・ギャラリー301/神戸 |