GALLERY 301 due
庄 治政 個展
地図のない街
2020.7.30 ~ 8.9
パーソナルな時代の象徴としてスマートフォンがあげられます。少し前まではパーソナルコンピューターでした。次は多分Aiを絡めた通信機器に変わっていくのでしょう。それは私たちという「人間」に変化を与える重要な役割を果たすことになります。写真という表現においても同じです。とくに言われているのは肖像権の侵害です。問題は司法においても的確な判断があったわけでもないのに何やら妙に騒がしく思われます。犯罪としての盗撮行為と同じレベルで見られるからでしょう。個人の特定が瞬時に出来、しかも広範囲に拡散され、結果としてプライバシーが暴かれるという懸念が付き纏う時代なのです。そうなれば「私自身」を守るのは誰でもない「私自身」なのです。文明の器機との闘いがこれからも続くことでしょう。
「個人」を言いながら「個人」の顔が見えなくなって来ていると私は思っています。自由であると言いながら現実は選択の余地が限りなく狭く、個人を主張できない枠に閉じ込まされ自由のチャンスを逃がしてしまう。それをある政権の時代から自己責任で片付けられるようになりました。表向きの自由や存在は、その裏に潜んでいる不自由や非存在との表裏一体であることを理解することが重要です。表面に現れることのない場所こそ見てみる価値があります。写真表現ですべてを語ることは出来ませんが、日常と隣合わせの世界へ想像を働かせることが少しでも可能であればと思います。 |
庄 治政 Harumasa Sho写真活動経歴・個展二人展
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