GALLERY 301
竹村文宏 個展
都会の地図
2019.02.15 ~ 02.25
「地図」というものは、一見すると限りなく平面のように見えるのだが、画面の奥にはまだ僅かな高低差や空間が内包されている。
私の理想とする絵画は、画面の奥に不確かなボリュームがないこと。絵画は絵画らしく、1枚の平面であってほしい、ということ。それは、重なりのない1枚のレイヤーであること。 絵の具を細く絞り出して描かれた線は、画面から立ち上がり立体となる。立体となることで絵画特有のレイヤー構造は無くなり、凹凸のある1枚のレイヤーとなる。 絵画空間を完全に圧縮したがゆえに、都会の地図は現実空間に押し出される。 |
竹村文宏 Fumihiro Takemura1988 大阪府生まれ
2012 京都市立芸術大学 美術学部美術学科油画専攻 卒業 【個展】 2018 “ビルから見える風景” SUPPOSE DESIGN OFFICE企画『堺町ビルプロジェクト』 2018 “ある星の風景” GALLERY 301 due 2015 “Factory” 児玉画廊 2014 “Factory” 児玉画廊(京都) 2013 “真空” 児玉画廊 2012 “フライト” 児玉画廊(京都) 【グループ展】 2015 VOCA 2015 上野の森美術館 2014 “ignore your perspective 26「モノの流用、イメージの引用、その次」” 児玉画廊 2012 “ignore your perspective 17 「HIGH LIGHT 2012/2013」” 児玉画廊 “ignore your perspective 14 「四角と不条理」” 児玉画廊 2011 “ignore your perspective 12 「Good Looking Little Ones」” 児玉画廊(京都) |