GALLERY 301
清原 由季 個展
神々の棲むところ
2024.11.1 ~ 11.11
- Statement --神々の棲むところ-
かつて日本の森にもオオカミがいました。田畑を荒らす鹿や猪の害から守ってくれる事から信仰の対象となり、語源は大(オオ)·神(カミ)との説もあるようです。 100年以上も前に人の手によって絶滅してしまったこの動物が今なお、この国のどこかの森でひっそりと生きていると信じている人もいます。(秋田犬や芝犬などの日本犬が最もオオカミのDNAを受け継いでいるという最新の研究も興味深いです) ひと針ひと針、糸を重ねて布の上に形を表わしていく作業は、私にとっては一つの瞑想と言えます。この工程の中で、この作品ではオオカミたちの息づかいに自らの呼吸を合わせているような感覚になりました。 八百万の神…様々な万物に神を見出した人々は、ただ畏怖の念を持って崇めるだけでなく、自らも生かされている感謝と共にそうした存在に繋がりも感じていたのでしょう。 もし作品を鑑賞して下さる方々が自分自身の中に神?Something Greatとの繋がりを意識されたとすれば、それは作家としては歓びであります。 清原 由季 Yuki KIYOHARA2011年頃より刺繍の技法を使い制作を始める。
主な賞歴 2017年、2019年、2020年、2021年、2022年フランス サロン・ドートンヌ展公式選出 プラチナアート大賞最優秀作品賞 2021年日本・フランス現代美術展 優秀賞 2023年伊モンテコサロ市国際現代美術展にて審査員特別賞受賞 同年 アート・フィレンツェ優秀賞 またイタリアにおいて80年以上の歴史を誇る権威ある美術年鑑 Atlante dell’Arte Contemporarena edition2024年度作家に選出される グループ展 2015年堀尾貞治氏とのコラボ制作展示 神戸ギャラリー301 2016年Art Fusion NewYork 2017年The Hive Gallery&Salon Los Angeles 2020年国立新美術館2021年パリ国際サロン 2021.2022年AnyKobe選出作家 2023年フィレンツェ・ベリーニ美術館をはじめローマ、ミラノ、ヴェネツィア等イタリア各地でグループ展に参加 個展 2015年、2016年、2017年、2018年、2022年神戸ギャラリー301 2017年リフトアップ青山・東京 2022年京都東山Cafe du Vent |